“おっさんずラブ”…オリジナル作品という難しさ。。

 

※ネタバレ注意!

 

おっさんずラブ・連ドラ(in the sky)は、なにかにつけて天空不動産編と比べられている。

 

“おっさんずラブ”という作品はそもそも2016年の単発からスタートしたドラマである。

 

原作はなく、女性プロデューサー貴島彩理氏らによる企画だったという。

 

確かに単発と連ドラ・天空不動産編においては、作品全体として由緒あるオーケストラのごとく、全てが融合し絶妙なハーモニーを奏でている。

 

 

そこへきて連ドラ・in the skyである。

僕はこちらの作品も楽しませて頂いた。

ただどうしても、5話あたりで作品が不自然に分断されたような印象を覚えた。分断というより…地盤沈下が起きて断層が現れた、、とでも表現しよう。

 

なぜこんなことが起きたのだろう…???

これに関しては、あくまでも僕自身の考察ではあるが、

撮影も中盤に差し掛かった頃の何かのインタビュー記事で、春田創一を演じた田中圭氏は『まだ最終話の台本を見ていない』と言っていた。

続けて田中圭氏、『成瀬以外との成立は考えられない。今のとこ黒澤機長とは0%!』と自身、手応えを語っていた。

 

そして話は飛ぶが撮影終了後、成瀬竜を演じた千葉雄大氏も、『(圭さんを)こんなに好きになるとは思わなかった。』と発言している。

 

…相思相愛ではないか!

 

第1話の衝撃のキスから始まり、ずぶ濡れのハグ、ちょっとしたLINEのやり取りからイルミネーションの繋いだ手をポッケin、そして公園で号泣する成瀬を慰める春田。

何度見直しても、序盤から春田→成瀬、成瀬→春田なのは確実のように思えた。演技から見てもそこは疑いようがなかった。

 

しかし、5話から歪みが始まり、7話と最終話である8話の間にはまだ何話か隠れていて、僕はそれらを見逃してしまったのではないか!?

そう思わざるを得ないような展開・結末になっていた。

 

…なぜなのか!?

 

素人考えではあるのだが、、

結末を知らずして、役を演じきることができるのだろうか?

あくまでも素人の僕が考える事なのだが。

台本ギリギリまで上がってこない…というのはよく聞く話なのだが、原作があれば、結末も見当がつくだろう。

 

 

おっさんずラブのキャスティングは素晴らしい。ブラボーと叫ばざるを得ない。

それは田中圭氏を筆頭に皆、嘘臭さなく役に魂を込めた芝居をされているからだ。それが素人の僕にもバンバン響く。

結末を知らないまま、あんなに魂を込めて芝居をしていれば、辻褄が合わなくなった際、どこかで地盤沈下が起こり、歪みが生まれてしまうのは無理がない話なのだ。

 

そして脚本を手掛けた徳尾浩司氏も、天空不動産編が映画化される際、あの素敵な世界観が『やっぱり嘘でした!』となるのは絶対に嫌だと思い、試行錯誤、かなり苦悩して仕上げたという話だ。

…頭が下がる思いだ。感謝してもしきれない。

 

なので結局のところ、僕にとって“in the sky”は何か(何者か)によって無理に急かされた印象が強く残る作品となった。

 

しかし結果論ではあるが、現実の恋愛の世界でも嫌というほど味わう、そんなにうまくはいかないよね~。(笑)…な、リアリティーを感じることもできた。

…まぁもっとも、現実の世界ではめったに体験できないような胸キュンを求めるが故に、夢のような恋の疑似体験をしたいがために、作品のもとに集うのだ。

苦くてしょっぱい体験はもう十分なのだ。笑

…故にハッピーエンドを求める。

 

何をもってしてハッピーエンドとするのかは人それぞれだ。

だが僕にとってのハッピーエンドは、春田と成瀬というカップルの成立だ。

 

田中圭氏、吉田鋼太郎氏は、このキャストでの続編に意欲的だということだ。

なのでもし続編があるのなら、その際は是非とも春田の恋を成就させて頂きたい。

 

 

 

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